HHKB(Happy Hacking Keyboard)用に、以前、USBケーブルを自作しました。
納得のいくケーブルが出来て満足していたのですが、そんな中でも心残りなことがありました。
自作したUSBケーブルの端子の部分、そこがプラスチックの既製品で、少し味気ない感じがしたのです。
せっかく自作したのに、どうにもここだけ安っぽい感じがします。
なんとかならないかと考えていたのですが、先日机の周りを整理していて、ある物を見付けてこれが使えるんじゃないかと閃きました。
それがこのオヤイデ電気の3.5㎜ミニプラグです。
少し前に、断線したヘッドフォンの修理に使ったのですが、デザインがよくて気に入っていました。
予備に置いてあったこれの、銀色のカバーの部分がUSBケーブルの端子カバーに使えるかもしれないと思いついたのです。
実際にあてがってみると、USB端子が収まりそうな雰囲気でした。
そこで、以前作ったUSBケーブルの端子を切り飛ばしてカバーを通してみます。
カバーと一緒に使うアンフェノール製のカラーブーツは6㎜まで対応なので、スリーブの分太くなったケーブルでも余裕で通りました。
USB端子の部分も、カバーの縁に付くか付かないかでちょうどいいサイズです。
もう一度端子をはんだ付けして、グルーガンで保護して固めました。その上からビニールテープを巻きます(本当は熱収縮チューブで留めたかったのですが、はんだ付けする前にチューブを通すのを忘れてこうするしかありませんでした)。
テープを巻いた端子にカバーを被せました。
端子とカバーの隙間はパテで埋めます。
元々、グルーガンとビニールテープで固めた端子がきつきつだったので、パテを使ったらがっちりと固まって、ぐらぐらするようなことはありませんでした。
出来上がったUSBケーブルがこんな感じです。
PCに刺すほうの端子は普段見えないので、そのままにしました。
さっそく、HHKBに付けてみます。
黒いプラスチックのカバーではなく、金属のカバーになったことで高級感が増した気がします。
銀色のカバーと赤いスリーブのあいだにあるアンフェノールの黒いカラーブーツも、アクセントになっていい感じです。
もちろん、これでUSBケーブルの性能が変わるようなことはありませんが、キラリと光る金属部分が、カッコいいです(タイピングに対する反応が速くなったと感じたら、それはきっとプラシーボ効果です)。
これで、このUSBケーブルで心残りだった部分も解消されました。
ちょっとの手間で見栄えがよくなるので、試してみる価値はあったと思いますが、いかがでしょうか。
※USBケーブルに手を加えるのは、使用する機器に影響を及ぼす恐れもありますので、自己責任でお願いします。
以前の記事
HHKB用のUSBケーブルを自作する①
HHKB用のUSBケーブルを自作する②
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