Cherry MX用のキーキャップをHHKB(東プレ軸)につけてみる②

Cherry MX用のキーキャップをHHKB(東プレ軸)につけてみる②

以前、Massdropで買ったCherry MX用のキーキャップを、静電容量無接点方式の東プレ軸であるHHKB(Happy Hacking Keyborad)につける記事を書きました。
その記事では、Escapeキー一つだけの交換でしたが、今回は全てのキーを交換してみようと思います。

今回交換するのは、英語配列モデルではなくて、Professional JPの日本語配列モデルの方です。

アダプターを用意する

Topre軸にCherry MXのキーキャップをつけるために今回使ったアダプターは、KBDFansなどで売られているAdapter-Xというものです。
私はこれを中国の通販サイト、AliExpress(アリエクスプレス)で買いました。
AliExpressに出店している業者にも色々あって、中にはいかがわしい業者もあるのですが、先述のKBDFansが出店しているので、そこの商品なら安心だろうと購入しました。
送料が無料で割引があるので安く購入できましたが、日数がかかります。
私の場合は、注文してから9日でシンガポールから届きました。
最近、自作キーボード専門店の「遊舎工房」さんでも取り扱いを始めたようなので、すぐに欲しくて海外通販の手続きなどが面倒な方は、そこで買われると確実だと思います。


このように袋に入った状態で、1uのキーキャップ用のアダプターが100個、1.5uのキーキャップ用が3個、2u用が8個入っていました。


それぞれ、キーキャップがはまる部分が+の形になっていて、Cherry MXのキーキャップに合うようになっています。
これを、HHKBのキーキャップの基部の部品と交換します。

部品を交換する

HHKBの分解方法やアダプターを交換の手順は①の記事が詳しいので、そちらを参考にしてください。
ただし、今回は全てのキーを交換するので、1uのキーだけではなくて、下の写真のような2uのキーのアダプターも交換します。


基本的に、黒い元の部品を水色のアダプターに交換すればいいのですが、この2uのアダプターは少しキツくて引っかかりがあるので、上下を僅かに削ってスムースに動くように調整しました。
そのあとで金属の針金のような、スタビライザーの部品を付け替えます。

すべてのキーの基部にアダプターを装着するとこのようになりました。
スペースキーは、適当な大きさのキーキャップがないので、元のHHKBの物を使おうと思います。

キーキャップをつける

今回、HHKBにつけるキーキャップは、Filcoの「Majestouch専用108日本語かななし配列 2色成型カスタムキーキャップセット(SPKCS108D)」という製品です。
二色成形で文字が消えないキーキャップで、ダークブラウンのキーにベージュの文字の配色です。
そして、キーの形がSAプロファイルという、背が高くてレトロな雰囲気がある形になっています。
このSAプロファイルで日本語配列というキーキャップはあまりなく、それを試してみたくてこれを選びました。

このキーキャップは元々Filcoのフルサイズやテンキーレスのキーボード用なので、60%のキーボードにつけるようには出来ていませんし、ましてやHHKBにつけることは想定していないため、加工が必要になります。


まず、ENTERキーとシフトキーですが、このように取り付け用の足が3つあって、このままではHHKBに取り付けられません。
真ん中の一つだけ必要なので、他の二つを折るか、HHKBのケースに穴を開ける必要があります。
私はHHKBのケースに穴を開けるのに抵抗があったので、キーキャップの足を折りました。


ペンチとニッパーでこのように足をへし折って一本にしています。

そして、Spaceキーですが、最初は元のキーを使うつもりだったのですが、装着してみると見た目がちぐはぐになってしまうので交換することにしました。


幸いなことに、このキーキャップのSpaceキーは、このように元のSpaceキーとその両側のキーを合わせた長さとまったく同じでした。
Spaceキーの両側のキーは「変換」と「無変換キー」で、私は普段このキーを使わないため、このままSpaceキーの下に埋めることにします。
この二つのキーだけアダプターをつけずに、キーが効かないようにしました。


念のため、ラバーの下のスプリングも外しています。
静電容量無接点方式のスイッチは、このスプリングの変形による電荷の変化を読み取っているそうなので、これで反応することはないと思います。


結果的にアダプターの配置はこのように変更しました。


また、HHKBのFnキーや、Altキー、右側のシフトキーなども、このキーキャップのセットには入っていないので、同じ大きさと高さのキーをそこに入れて流用しています。
そのため、一部のキーは表示と機能が合っていませんが、使い慣れてキーの配置は見なくても解るので大丈夫だと思います。
あとで適当なキーキャップが見つかったら交換することにします。

まとめ


キーキャップをすべてはめるてみるとこのようになりました。
今までのHHKBのキーキャップが、つや消しの炭のような色だったのに対して、艶があって表情がガラッと変わりました。
SAプロファイルの形も立体感が際立ってカッコイイと思うのですが、どうでしょうか?


横から見ると、SAプロファイルの特徴的なキーの形が分かります。


無改造のHHKB日本語配列モデルの白と並べてみました。
HHKBは元々すっきりしているのですが、表記が少なく、余計にすっきりして見えます。
また、SAプロファイルのキーの存在感も独特です。
HHKBが、なんだかゴツいイメージになりました。


キーキャップを替えたことによる打ち心地のほうですが、HHKBのスコココという打ち心地は失われていません。
ですが、キーの背が高くなったせいか、若干、前のキーよりもぐらつく感じがあります。
また、タイピングするときの音は確実に大きくなっています。
音を気にされる方は、アダプターに静音リングをつけることが必須になると思います。
総合的に、打ち心地の面では、HHKBに付属している元のキーキャップの方が確実に打ちやすいです(個人的な感想です)。
また、スペースキーですが、長いキーを無理矢理取り付けているので、端っこは反応が鈍くなっています。
スタビライザーのような部品を作るか、元のキーに戻す方などの対策が必要です。
altキーやFnキーなどが、他の表示になっている点については、もうこのキーボードに慣れていて表示を見ないでもタイピングが出来るので、気にはなりませんでした。

このように欠点はありますが、SAプロファイルのキーキャップに替えたこの見た目がなんとも愛らしくて、しばらくこのままで使ってみようと思います。
打ち心地の変化は許容範囲ですし、机の上に置くとオブジェとしての存在感があって、このキーボードを見るたびに、ニヤニヤしてしまいます。

Cherry MX用のアダプターをつけたことによって、キーキャップを選ぶ楽しみが増えました。

※改造は自己責任でお願いします。分解すると保証の対象外になるでしょうし、壊れても当方で責任は負えません。

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