Happy Hacking Keyboard(HHKB)は打ち心地が最高で、デザインにも惚れ込んでいるのですが、満足していない部分が一つあります。
キーボードとPCを繋ぐ、USBケーブルがそれです。
HHKBに付属しているUSBケーブルは、ごく普通のもので、なんの飾り気もありません。
USBケーブルは、キーボードの打ち心地や性能には関係ありませんが、海外のキーボードをカスタマイズするサイトなどを見ていると、色とりどりの綺麗なUSBケーブルが繋がれていて、そこにもこだわっている方を多く見ます。
Amazonなどの通販サイトでUSBケーブルを探そうとしましたが、端子が、ライトニングのものや、USB-Cタイプのものは、凝ったデザインのUSBケーブルがあるのですが、HHKBに使われているmini-B端子用のUSBケーブルは、実用的なものばかりで、中々、気に入ったデザインのものがありませんでした。
今、mini-BタイプのUSB端子を使うのは、キーボードやデジカメくらいなので、仕方がないのかもしれません。
そこで、海外のサイトを見てみると、Massdropや、PEXON PCsなどで、キーボードによく使われるmini-B用のUSBケーブルを扱っていました。
凝ったデザインのめぼしいケーブルは、大体20ドル前後(それに送料が掛かります)の値段で売られています。
それを買っても良かったのですが、それらのケーブルを見ているうちに、ある思いが込み上げてきました。
これ、自分で作れるかも。
USBケーブル一本に送料込みで3000円から4000円かかるなら、自分で作った方が安上がりで、さらに、自分の好みの色や長さで仕上げることが出来ます。
今回は、自分のHHKBに合ったUSBケーブルを自作してみようと思います。
必要な材料
海外のサイトにあるカッコイイキーボード用のUSBケーブルをよく見ると、普通のUSBケーブルの上に、ナイロンのチューブを通し、端子の部分を熱収縮チューブで覆っているような作りがほとんどでした。
これなら、自分で作れそうです。
必要な材料を上げてみると、
- ケーブルの線材
- 両端のUSB端子(Type AとMini-Bのもの)
- ケーブルを覆うナイロンのチューブ
- 熱収縮チューブ
これくらいでしょうか。
これに、ケーブルをはんだ付けするときに使うはんだごてや、コードを止めるグルーガンなどがあれば、目的のUSBケーブルが自作できそうです。
USBケーブル自作キット
線材や端子は電子部品を扱うショップで揃えようと思いましたが、USBケーブル自作キットという、端子や線材が揃っているキットがあったので、それを購入しました。
変換名人の「自作ケーブルキット(A) CAK-A」という製品です。
キットの中身は、端子と線材で、端子は、Type Aのオスとメス、Type Bのオス、Mini-Bのオス、Micro-Bのオスが各2セット。
そして、線材として入っていたのは、3メートルの普通のType-CのUSBケーブルが一本でした。
つまり、このUSBケーブルを切って自作しなさいってことだと思います。
USBケーブルを作るのにUSBケーブルを切るってなんだかおかしな話ですが、元々USBケーブルなんだから、それに適した線材なのは間違いないでしょう。
HHKBのUSBケーブルは1.5メートルくらいなので、ちょうど半分の長さに切り出して使います。
このキットで、値段が950円でした。
ナイロンのチューブを探す
ケーブルを覆うナイロンのチューブは、HHKBのControlキーに使っている赤に合わせることにしました。
そこで、同じような赤のナイロンチューブを探します。
派手な赤や蛍光色に近い赤のナイロンチューブはすぐに見つかったのですが、HHKBのControlキーのような、落ち着いた赤のチューブは中々見つかりません。
しかし、探していくうちに、ドイツのメーカーが、目的の落ち着いた赤のナイロンチューブを作っているのを見つけました。MDPC-Xというメーカーで、このチューブ(スリーブというようです)は、主に、PC内部の配線をドレスアップするときに使います。
同じ赤でも、普通のREDの他に、ITALIAN RED、DIAMOND RED、COLOR X、などの種類があって、どれも良い色です。
その中から、「COLOR X」という色を選びました。
鮮やかすぎない渋い赤が、HHKBにぴったりだと思いました。
MDPC-Xの製品は、日本では「Sleeving-Japan」という会社が代理店をしていて、通信販売で購入できるようなので、早速注文してみました。
注文は10メートル単位で、10メートルの値段は1200円でした(送料が350円掛かりました)。
今回作る1.5メートルのUSBケーブルなら、6本とれます。
注文の受付から二日ほどで届いたのが以下のスリーブです。
現物を見てみると、画面で見たのと同じ、渋い赤です。
HHKBのControlキーの赤とも合って良い感じだと思います。
まとめ
材料は揃いましたので、次回、集めた材料で実際にUSBケーブルを作ってみようと思います。
はんだ付けするのは久しぶりなので、少し不安です。
既に2000円以上掛かっていますが、この材料で最低でもUSBケーブルが2本作れますし、スリーブも殆ど余って他にも使えるので、海外から買うよりは安いと思います(上手くできればの話ですが)。
HHKB用のUSBケーブルを自作する②の記事に続きます。
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