メカニカルキーボードのポメラを作る⑧

メカニカルキーボードのポメラを作る⑧

ポメラとキーボードのパーツを組み合わせて、うまく合体出来たので、一度分解して塗装します。

まず、ディスプレイと、そこから出ているフラットケーブル、トルクヒンジの金具をマスキングしました。
ディスプレイが汚れたら大変なので厳重にマスキングします。

マスキングしたあとは、各パーツをエタノールで脱脂しました。
パーツに持ち手の割り箸を両面テープで張り付けます。

まずは下地にスプレー缶のプライマー入りサフェーサーを吹きました。

一日乾かしてから、つや消しの黒で塗装します。

また一日乾かして、塗膜を守るためにクリアを吹きました。
この状態で乾いたら、慎重にマスキングテープを剥がします。

ディスプレイは汚れずに綺麗なままでした。

塗装が終わってすべてのパーツが揃ったので、元通りに組み立てて完成です。

バラバラに分解したので、動くのか電源を入れるまで心配でしたが、無事に動いてくれました。

さっそく、メカニカルキーボードのポメラで文章を打ってみました。
19㎜ピッチのPCのキーボードと変わらない大きさのキーで、しかもメカニカルキーなので、打ち心地は最高です。Cherry MXのグレー軸は初めてでしたが、それほど重いとは感じませんでした。

背面はこんな感じです。
電源スイッチは、元々キーボードについていたスイッチを背面に移植して、中にタクトスイッチを仕込んであります。

裏面です。ポメラとキーボードの固定は4本のネジとナットで行っています。
真ん中上の穴は、リセットボタンの穴です。

microSDのスロットは塞がってしまったので、SDカードは差しっぱなしにして、PCとのファイルのやり取りはUSBケーブルで行います。

持ち運びを考慮していないので、液晶部分はここまでしか閉まりません。
二号機を作るとしたら、そこが課題です。

やはり、ポメラのTFT液晶は見やすいです。
電子ペーパーでなくても、十分いけると思います。

60%のレイアウトのキーボード、HHKBとの大きさ比較です。

同じ、メカニカルキーボードの文章作成専用機、Freewriteとも大きさを比較してみました。
メカニカルポメラの方が小さいですが、ディスプレイはFreewriteのほうが一回り大きいです。

ポメラを分解してキーボードがどうなっているのか探るところから、どうにか完成までたどりつけてホッとしました。
メカニカルキーボードのポメラなので、「メカポメラ」と呼びたいと思います。
しばらく使ってみて、また使い心地などレポートします。

今回、ポメラのキーボードをメカニカルキーボードに置き換えましたが、私はポメラのキーボードを否定しているわけではなく、どこにでも持ち運べるポメラのキーボードは素晴らしいと思います。

ただ、上に写真をあげたFreewriteのように、外に持ち出すことを考えず、家の中で移動する程度に持ち運べて、大きなメカニカルキーが使える文章作成専用機が欲しくてこれを作りました。
自室で文章を書いていて煮詰まったら、リビングに行ったり、ダイニングテーブルで書いたり、和室の座卓に置いたり、そんなふうに使える、昔のワープロ専用機からプリンターを抜いたような道具が出来たらと思って作っています。
(本当は、キングジムさん、メカニカルキーボードのポメラ作ってくれないかなチラッ、とか、ずっと思ってました)

ということなので、真面目な記事ではなく、こんな馬鹿なモノ作ってるヤツがいると、楽しんで記事を読んで頂けたら幸いです。

最後に、8回にも渡って書いた記事を読んで頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
また、何か変なモノを作りたくなったときは、よろしくお願いします。

 

※改造は自己責任でお願いします。

追記「メカポメラにWi-Fi機能を追加しました」の記事を書きました。

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