HHKB 日本語配列モデルを最強の文字打ち機にする

HHKB 日本語配列モデルを最強の文字打ち機にする

以前の記事でHHKB英語配列モデル用にカーソルキー付きパームレストを作ってみましたが、それがあまりにも便利なので、日本語配列モデル(HHKB Professional JP)で文字を打つ際にもこのパームレストを使うようになりました(私は、メインのパソコンでは英語配列モデル、日本語で長文を打ち込む際には日本語配列モデルを使っています)。
ホームポジションから指を動かさずにカーソルキーを使える感覚が心地いいですし、付け替えるのも簡単なので、このパームレストは日本語配列モデルでも必需品になりました。

そうして日本語配列モデルで使っているうちに、あることを思いつきました。
日本語配列モデルには最初からカーソルキーが付いているので、元からあるカーソルキーと、二つのカーソルキーがあることになります。
二つカーソルキーがあるのは無駄なので、それに他のキーを割り当てれば、有効に使えるのではないかと考えたのです。
HHKBで省略されていて、ファンクションキーとの二つ押しで機能するキーをそれに割り当てれば、より便利に使えるのではないでしょうか。
カーソルキーの分、4つのキーを他のキーに割り当てて使おうと思い立ちました。

交換するキーを選ぶ

そこで、どんなキーを割り当てるか考えたとき、ちょうど4つのキーが思い浮かびました。
「Home」キーと「End」キー、それに「PageUp」キーと「PageDown」キーです。

この4つのキーの役割は、

Home:行頭にカーソルが移動する。Control+Home:文頭にカーソルが移動する。
 End:行末にカーソルが移動する。Control+End:文末にカーソルが移動する。
PageUp:ウインドウ一画面分、上にスクロール
PageDown:ウインドウ一画面分、下にスクロール

です。
文章を書く際、カーソルキーとこの4つのキーがあれば、マウスに手を伸ばさなくても自由に文章中を移動できます。とくに、PageUp、PageDownキーは長文を書くとき、文章中を高速に移動できるキーとして使っているので、これをキー一つで使えたら便利です。

キーをこのような配置にしたいと思います。

さっそく、この通りに元々あったカーソルキーのキーマップを変えてみます。

Change keyでキーマップを変える

今回、キーマップを変えるのには「Change key」というフリーソフトを使いました。
このソフトは、非常駐型でレジストリを書き換えるタイプです(Windows7までの対応となっていましたが、Windows10でも使えました)。
使い方は簡単で、ソフトを立ち上げたら、キーボードを表示したウインドウが現れるので、キーマップを変更したいキーを選択して、変更先のキーを選択するだけです。それを変更したいキーの分だけ繰り返して登録し、再起動するとキーマップが変わっています(レジストリを書き換えるので、ソフトを実行する際はマウスの右クリックで管理者として実行しましょう)。

ところが、ここで問題が起こりました。

Change keyでカーソルキーを「Home」「End」「PageUp」「PageDown」に変えてみたところ、パームレストに付けたカーソルキーの方までその4つのキーに変わってしまったのです。
こっちはカーソルキーの機能のまま残しておきたかったのに、これでは使い物になりません。
一つのデバイスだけキーマップを変える方法なども調べたのですが、なんだか難しそうでした。
ですが、そのうちに良い方法が思い浮かびました。

パームレストに付けたカーソルキーの方は「USBスイッチケーブル RI-SWCB6」で作ってあるので、そちらは簡単にキーの割り当てを変えられます。
そこで一旦、こちらのカーソルキーを「Home」「End」「PageUp」「PageDown」に割り当てます。そこであらためて、Change keyでそれらのキーをカーソルキーの「Up」「Down」「Left」「Light」に入れ替えるのです。そして、元のカーソルキーを「Home」「End」「PageUp」「PageDown」キーに変えます。
その2セットのキーをまるごと入れ替えることになります。

この状態を、

こうすることで、難しい変更をせずに、簡単に元のカーソルキーを目的のキーマップを変えることが出来ました。

まとめ

新たに「Home」「End」「PageUp」「PageDown」キーが加わったHHKB Professional JPは、とても快適に使えます。それらのキーをファンクションキーを使わずに一発で押せるので、以前よりも頻繁に使うようになりました。長い文章を打つ間でも、ほとんどホームポジションから手を動かさず、マウスにも触れないで書くことが出来るようになりました。
位置的に、「Home」「End」「PageUp」「PageDown」は右手の小指で押して、カーソルキーは両手の親指で押す感じです。
使いこなしている方には必要ないかもしれませんが、私はファンクションキーとの二つ押しのとき、これらのキーをキーボードをチラッと見て確認していたので、それが必要なくなって楽になりました。
HHKBの英語配列モデル用に作ったカーソルキー付きパームレストですが、日本語配列モデル用にもう一つ欲しくなったくらいです。
不必要に長文を打ちたくなります。

これでしばらく使ってみて、より良いキー配置が思い浮かんだら、またキーマップを変更してみようと思います。

どんどん便利になって、キーボードを自分好みに変えていくカスタマイズにはまってしまいそうです。

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